
ローリングタワーとは、高所の作業をする際に用いられる仮設移動式の足場のことを指します。
その構造は枠組みの資材を組み立てて造られており、一定の強度が確保されています。
ローリングタワーを自前で用意するには大きな予算がかかるのでレンタルを申し込むというケースが多いです。
その構造は作業床、アウトリガーで構成されています。
組みあがり寸法などをよく確認し、必要なものを見つけるようにしましょう。
一般的にはシングル、ロング、ダブルの三種類が存在し、大きくなるほど費用も高額になっていきます。
資材はワゴン車で運ぶのが通常ですが、サイズが大きい場合にはワゴン車で運べないこともあります。
そのあたりは依頼をする際にチェックしておきましょう。
ローリングタワーは非常に便利なものですが、注意点をいくつか確認しておく必要があります。
その1つ目はアウトリガーを必ず貼って作業することです。
貼っていないと崩壊の恐れがあります。
作業床布板に脚立などをのせないことも大切なポイントです。
脚立はかなりの圧力がかかるので、タワーが壊れてしまう可能性があります。
また、人を乗せたまま移動しないようにしましょう。
人を乗せた状態で移動すると、人がバランスを崩して転落してしまう危険性があるからです。
地面の状態にも注意し、すべての足が平らなところに付くようにしましょう。
資材同士が外れていないかを毎回確認し、安全性を保って使用することが重要となります。